初心者が富士山登山で、山頂での「ご来光」を拝むための5つの注意点

河口湖駅の後ろにそびえる富士山

富士山初登山者だからこそわかる、富士山登山に初挑戦の注意点

 先日、富士山に1泊2日で初めて登り、山頂で「ご来光」を拝んできました。登山経験が浅い人でも達成できますが、決して簡単ではないので、初めて富士山に挑戦する人に注意すべき事をと伝えします。

河口湖とご来光

ちなみにわたくしの登山歴は

御在所岳ございしょだけ(三重県) 標高1,212m

金勝こんぜアルプス (滋賀県) 標高 605m

金華山きんかざん(岐阜県) 標高329m

わずかこれだけです。市民ランナーで体力には自信があります。

1・持ち物には細心の注意を!

 富士山に初めて登ろうとする人は、ネット等で持ち物リストを見て入念にチェックするでしょうが、実際の登山現場では、あちこちで忘れ物をして困っている人がいました。

岩場のコースも有ります

 なかでも、ストック(登山用の杖)を持ってきてない人が何人かいてましたが、持ってないと体力の消耗が激しいです。必ず持っていきましょう。

 サイズの合わないザック(リュック)を担いで、苦労している人もいてました。登山に集中できるよう、しっかりしたものを選びましょう。

 携帯のモバイルバッテリーも必須です。山小屋での携帯の充電は場所にも寄りますが有料です。

2・天気予報は信じない!

富士山山頂の天気 | てんきとくらす [天気と生活情報] (n-kishou.co.jp)

 登山される方は、登山前に天気予報を確認するでしょう。富士山、特に山頂の天気は変わりやすく、なかなか予測は難しいようです。私の登山日も、予報では1日目は「登山指数Ⅽ」の雨でしたが、バスで移動中の5合目までは大雨、5合目より上は晴天でした

雲の中は大雨です

 天気予報の確認は必要ですが、晴れの予報でも決して雨具を置いていくことはしないでください。雨の予報でもめげずに、晴れることを期待して行きましょう。


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3・山頂の寒さに注意!

 私の登山日の山頂はとても寒かったです。長袖のTシャツ、トレーナー、ウインドブレーカー、厚めのレインコートと4枚の服を着ていても凍えるほど寒かったです。登山前に経験者の方から、山頂は寒いと聞かされていましたが、世の中、猛暑日の連続で、「寒い」ということが信じられず甘く見ていました。

 本当に寒いです。

山頂で御来光を拝んだ人たち

 よくテレビで、富士山への「弾丸登山」で軽装で入山する人が映されていますが、その人たちは山頂まで登っては無いのでしょう少なくとも、山頂に軽装の人はいませんでした。テレビの報道は、富士山登山が簡単だとの誤解を生むのでは無いでしょうか。

4・山小屋選びは慎重に!

 私が登った「吉田ルート」には7合目、8合目を中心に沢山の「山小屋」があります。おそらく、7合目か8合目に泊まることになるでしょうが、1合の違いは大きいです。山頂でご来光を拝むため、午前4時半に山頂に到達する場合、8合目の出発時間の目安は午前2時ぐらい7合目の出発時間の目安は午前0時ぐらいになります(山小屋によって違います)。

200人ぐらい宿泊できる白雲荘

 7合目に泊まると2日目の負担が大きいと思います。登山計画をよく考えて泊まる小屋を決めましょう。

コースと施設|吉田ルート|富士登山オフィシャルサイト (fujisan-climb.jp)

白雲荘からみる夜景

5・登山計画は時間にゆとりをもって!

 富士山登山は予定通りに進まないと思っておきましょう。「河口湖駅」から「富士スバルライン5合目」までバスで向かいますが、バス停が大渋滞ですんなりとバスに乗ることは、できませんでした。到着した「富士スバルライン5合目」も人がいっぱいで、昼食をとるのに30分ぐらい並びました

富士スバルライン5合目

  登山中も人が多くところどころ渋滞がおきます。自分に余裕が有っても、自分のペースで進むことは出来ません。

ツアー客の団体

 特にご来光前の午前4時ごろの山頂付近は大渋滞です。目の前に山頂が見えているのになかなか進みません。あやうく、「ご来光」に間に合わないところでした。

 頂上の火口を見に行こうと思いましたが、寒さと時間を考え断念しました

 「吉田ルート」の下山道は別の道になります。単純な下り坂が続きますが、滑りやすく転んでいる人をたくさん見かけました。私も2度ほど転倒しました。道は広く、渋滞は起きないので登りよりは時間が読みやすいです。

同じ様な道が続く下山道

  下山道は、山小屋などに物資を運んだり、リタイヤした人を運ぶ「ブルドーザー」が何台も行き来してました。残念なのは下山道から見える景色はほとんど変わらなず、退屈なものでした

ブルドーザーが真横を通っていきます
下山道から見える景色

感想

 「一生に一度は富士山登山」と言われるのがよくわかりました。

 人の多さに驚きました。8割が外国人です。なかには体験授業で来ている中学生の団体も来ていました(不満を口に出している子もいました)。

 富士山は物価が高いです。山小屋の缶ビール(350ml)は800円、水(500ml)は700円、トイレは1回200円、吉田ルートの入山料は2,000円です。

 

吉田ルート入口

 

5合目レストラン。ビール800円、から揚げ800円

 7合目まで馬に乗っていくこともできますが、最大の料金は2万円です。

登山用の馬

 体力的、金銭的な厳しさを踏まえても富士山登山は価値が有りました。山小屋に泊まるのも初体験、午前1時半からの登山も初体験、日本一高い場所から見る日の出は最高です

 次回は日にちに余裕を持った計画で、頂上での「お鉢巡り」を行いたいと思います。

 今回、ツアー会社が数多く参加し、ツアー客もかなり多かったです。初心者の方は、ツアーに申し込むのも一つの手段だと思います。

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